この記事では、次のことについて書いています。
- 速く走れなくったって、おしゃれは楽しめる
- おしゃれを楽しむにはいくつかのコツがある
- おしゃれを楽しめると、ランニングもさらに楽しくなる
はじめに
どうせ走るならかっこよく走りたい!
おしゃれにランニングウェアを着こなしたい!
中年男が冒頭から暑苦しいとは思いながら、それでもあえて言わせてください。
男たるものいつまでもカッコ良くあらねばならぬ。いや、カッコ良くあろうという気持ちを失ってはいかんのです。
そう思いませんか?
・・・なんて勢いよく言っておきながら、ランニングを始めた頃は特にカッコ良さに気を配っていませんでした。
ウェアにも無頓着で、どこのブランドか分からない(というか、洗濯しすぎてロゴが取れた)ものを着て走っていました。それこそ走れればなんでもよかった。
少しずつ走れるようになってくると、比例してランニングが面白くなってきます。気がつけば趣味と言えるまでになり、もっと速く走れるようになりたいと思うように。
そしてランニングフォームや練習方法を調べるようになりました。動画でランナーをよく観察していると、
大迫傑選手、かっこいい!
相澤晃くんも素敵!
一方で、たまに参加するマラソン大会で、家族や友人に撮ってもらった自分の写真をみると愕然とします。
冴えない、冴えなすぎる・・・
夏の休日に家で麦茶飲んでそうな姿で、おっさんが走っているのです。
40歳を超えてそれこそウェア含めて外見に無頓着でいると、子どもの頃想像していたいわゆる「大人のおじさん」になっていることに気が付きます。
それだけは避けなければならない!
冴えない自分の写真を見てからというもの、ランニングウェアをおしゃれに着こなすことを夢見るようになったのですが。
速さ=カッコ良さ?
そりゃ確かに大迫傑選手はカッコ良いですよ。2020東京マラソンで日本新を出したときには、カッコ良すぎて鳥肌が立ったもんですわ。
ただですね、それで「大迫傑選手と同じウェアを着よう!」となったって、それはそれで違うと思うんですよね。
もちろん大迫選手が着ていたウェアもカッコ良かったけれど、彼がカッコ良く見えるのは速いからであって、さらに大事なところで結果出しちゃう男だからもっとカッコ良く見える、ということだと思うんです。
では結局、速ければ何を着てもカッコ良いのか?
逆に言えば、速くなければ何を着ててもカッコ悪いのか?
そんなことを考えながら、マラソン大会で周りをよく見ていたんです。
スタート整列時に前方に集まっている速い(速そうな)集団の中には、おしゃれでカッコ良く見える人もいれば、そうでもない人もいる(失礼!)。
後方には、速くなさそうだけど(失礼!!)カッコ良い人もいる。
ランニングの世界でカッコ良いと言えば、やっぱり速く走れる人はカッコ良い。けれど、カッコ良さと速さを切り離せないかというと、そうでもない。
そこを切り離せないと「あの人、スーツはおしゃれだけど仕事がイマイチよね~」「服のセンスがあるけど、ユーモアのセンスがないよね~」とか、
「結局中身でしょ、着飾っても意味ないでしょ」ってことになってしまう。
上で僕が自分の写真をみて愕然としたという話を書いたけれど、速さとは関係ないカッコ悪さがあるのであれば、速さとは関係なくカッコ良くもあれるはず。
もちろん速く走れるようになりたいし、そのためにこれからも走り続けるけれど、速さは別としておしゃれランナーを目指すことはどうやらできるんだ。
おしゃれを通してランニングをもっと楽しめるようになったら、練習にも身が入ります。結果として速く走れるようにもなります。相乗効果を期待してもいいかもしれません。
そう思うことができて、今度はおしゃれなランナーを観察し始めました。観察していていくつか気付いたことがあります。
おしゃれのコツ
実際に観察対象のおしゃれランナーの私服を見たことがないのでなんとも言えないのですが、おそらく走っていないときもおしゃれなんだろうと思います。
何でそう思うかというと、サイズ選択や色使いが上手いというか、人目を引くんですよね。そうしたサイズ選びや色使いは、ランニングウェアに限った話ではないでしょう。
きっと何かコツというか、抑えるべき着こなしのポイントがあるのだろうと思い調べていたら、以下の動画を見つけました。
動画でインタビューを受けているのは、セレクトショップのBEAMSでスポーツライセンスビジネスを手掛ける牧野英明さん。フルマラソンの記録は2時間50分を切るほどの走力だそうです。
この動画で牧野英明さんが語っているファッションのポイントを大きく2つにまとめてみると、
ジャストサイズを外す
いつもの自分のサイズから、あえてワンサイズ上を選んでみる。バランスを変えると見え方がよくなるのだそうです。
簡単なのは、下がタイツでトップスが大きめというパターン。男性の場合はプライベートゾーン(つーか、もっこりゾーン)が隠れるくらいだとバランスがいい。
確かに大きめのシャツにハーフタイツのおしゃれランナー、よく見ます。
トップスに対してボトムスを大きくしたり、両方大きくするものありだとか。
逆に、特に男性の場合で上下ともジャストサイズだと、ちょっと受け入れがたい場合がありますね。
おしゃれ初心者の僕は、とりあえずトップスを大きくしてみることから始めてみようと思っています。
使う色は3色に絞る
色は3色に絞ります。その割合も大事で、
メインカラーを7割、サブカラーを2.5割、差し色が0.5割
のように配分すると、ファッションとしてまとまりやすいとのこと。
メインカラーとサブカラーは、特に男性のファッション初心者の場合は、黒、白、グレー、ベージュ、カーキ、ネイビーなどの定番色から選ぶのがよさそうです。
最近はランニングシューズのカラーが派手なことが多いので、ランニングシューズを差し色、トップスがメインカラーでパンツがサブカラーとすると、色数と割合がセオリーにぴったりになりますね。
その他に牧野英明さんが言っているのは、
「走るのに、ランニングウェアじゃなきゃいけないということは全くない」
「洗濯ができて動きが極端に制限されるものでなければ、何でも走れる」
ということ。
確かに、ランニングするのにランニングウェアじゃなければいけないということはないですし、ウェアを買うのにスポーツショップでなければいけない、ということはないですね。
夏走るのに、綿100パーセントのTシャツだとさすがにシンドイですが、ボトムスやジャケット、靴下、帽子、サングラスなどは、ランニング専用のものにこだわらなくても、走れちゃいそうな気がします。
そう思っていて、気付いたことがあります。
大手スポーツブランド以外の選択肢
いわゆるランニングウェアというと、大手スポーツブランド(ナイキ、アディダス、ニューバランス、アシックス、ミズノ・・・などなど)から選ぶ人が多いのではないでしょうか。
僕もそうで、手持ちのランニングウェアは大手スポーツブランドのものがほとんどでした。
もちろん走るためのウェアなので快適に走れるとは思いますが、大手スポーツブランドのランニングウェアだと、どうしても「走る感」が強く出てしまいます。
先ほど次の通り書きました。
ランニングの世界でカッコ良いと言えば、やっぱり速く走れる人はカッコ良い。けれど、カッコ良さと速さを切り離せないかというと、そうでもない
カッコ良さと速さを切り離そうと思っても、大手スポーツブランドのランニングウェアの「走る感」が「カッコ良さ」と「速く走る」ことを結びつけてしまいがち。
どうしても切り離すのが難しくなるんですね。速い方がカッコいいという価値観がつきまといます。
ナイキとかアディダスとかのロゴがついていると、いかにも走りそうですもん。
そこで僕が考えたのが、大手スポーツブランドのウェアを着ない、またはそれらにとらわれないという選択肢。
「走る時はランニングウェアじゃなきゃいけないということは全くない」
「洗濯ができて動きが極端に制限されるものでなければ何でも走れる」
上の動画の牧野英明さんもこのように話していますが、ウェアの選択肢を広げて考えてみると自分好みのウェアを選べそうですし、特に大手スポーツブランドから離れて選んでみると「速さ」と切り離した「おしゃれ」を楽しめるんじゃないかと思っています。
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ちなみの余談ですが。大手スポーツブランドから離れるということについて考えていて、思ったことがあります。
複数の大手スポーツブランドをコーディネートに取り入れることってありますよね。たとえば少し前の僕ですと、トップスがアシックスでボトムスがアディダスでシューズがナイキ、とか。
改めて考えると、それぞれ競合しているブランドを合わせて着るのって、上が読売ジャイアンツで下が阪神タイガースのユニフォームを着て野球しているのと、似たように思えませんか?(笑)
そう思うようになってから、複数の大手スポーツブランドをコーディネートに取り入れることに抵抗を感じるようになってしまいました(笑)
いろんなランニングウェアがある
と、ここまでランニングのファッションについて考えながら、
・速く走れなくったって、おしゃれは楽しめる
・おしゃれを楽しむにはいくつかのコツがある
・ランニングウェアじゃなくてもいい
という結論に至りました。
ただランニングウェアじゃなくてもいいと言っても、着てみたら汗は吸わないわ肌に張り付いて気持ち悪いわ、といった事態は避けたいところです。
そういう意味では、ランニング用のウェアって着心地の面でやっぱり安心感がある。
そこでですね、ランニングウェアはランニングウェアでも、大手スポーツブランド以外で扱っているブランドってどういったものがあるんだろうかと調べてみたんです。
*ここで言う大手スポーツブランドとは、ランニングを含めたスポーツ全般のウェアやシューズを展開しているブランドのこと。ナイキ、アディダス、ニューバランス、アシックス、ミズノ、プーマ、リーボック、アンダーアーマーなどなど、のことを指しています。
調べてみると、僕が知らなかっただけなのかもしれませんが、意外にもたくさんありました。たくさんあってこの記事ではまとめきれないので、別でまとめています。
頑張って調べたので、ぜひ読んでみてください!
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